頚椎症について
こんにちは。
春日部市大枝(せんげん台徒歩5分、武里駅徒歩12分)にあります、
たろう保健整骨院のスタッフの吉田です。
本日の題材は・・
頚椎症(けいついしょう)について
●頚椎症ってなに?? ※頸椎とは頭を支える為の骨の事を言います。(首部分の骨)
頚椎症とは簡単に言うと「頸椎に生じる加齢変化の総称」です。
軟骨である椎間板がすり減ったり、骨の端にトゲができたりする、
加齢とともに誰しもに起こりうる症状です。
脊柱管の中を通っている「脊髄」が押しつぶされてしまい
圧迫を受け、手足にしびれや麻痺症状が出現します。
50歳代に多く、男女比は2:1で男性に多い症状です。
●どんな症状が起こるの??
手のしびれや頸部痛から発症することが多いと言われています。
そして進行すると、
洋服のボタンがかけられない、
箸が上手く使えないなどの手指に障害が出現します。
更には歩行障害や(※)膀胱直腸障害も出現することがあります。
※膀胱直腸障害とは・・
尿意が自覚できずに排尿が不便になる、
肛門が痺れて締まりがなくなる、肛門周囲の麻痺などのものが見られます。
脊髄がどの程度障害されているか、簡単にできるテストがあります。
10秒間にどの位グーパーが出来るのか計測します。
健康な人であれば高齢者でも20回以上できます。
※脊髄症状があるお客さんでは指を開くことが困難になります。
正確な判断は出来ませんが、その回数を目安にある程度の障害の有無を図ることができます。
これらの症状は一度発症するとゆっくりと進行することが多いです。
しかし、転倒などがきっかけで麻痺症状が悪化してしまうことがあります。
※症状がかなり進行してしまった場合には、
手術によって脊髄を圧迫から解放する必要がありますが、
多くは保存療法(身体にメスを入れない施術法)で症状は緩和していきます。
その為、違和感や痛みを感じた時は我慢せずに、
早目に専門医に相談することをお勧めします。
当院でもご相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
痛みをかばって悪い姿勢のまま長期間過ごしてしまうと
頸部の可動域が制限され筋力も衰え、椎間板にかかる負担も増します。
適切な筋力トレーニングの指導や、日常生活での気を付けるポイントや
正しい姿勢などの指導も行っておりますので
気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
たろう保健整骨院 電話 048-677-0643